1965年生まれ、広島県出身。20代前半、約3年間をアメリカで生活し、自然への憧れと美しい馬に魅せられ、北海道で牧場主になることを夢見る。帰国後、ナリタブライアンなどの名馬を輩出した早田牧場に就職。ブレーキングチーム(新馬調教)にて、ニュージーランド人のクリストファー・ラスベン氏から「ナチュラルホースマンシップ」の理論に基づく新馬調教を学ぶ。ラスベン氏の所属していたナチュラルホースマンシップの教育機関の通信教育を受けるかたわら、彼のアメリカテキサス州にある「C&C Colt Company」での研修や、独学などで自身の調教方法を構築する。
2004年4月に独立し、農業生産法人有限会社ウエスタンワールド(帯広)の代表取締役に就任。乗馬クラブ運営のかたわら「ホースマンシップ」の普及に努める。
また、当時競走馬の中期育成(コンサイニング)において、大きな実績を残し、ジョーカプチーノなどを生産したハッピーネモファームへの馴致調教の指導にも関わり、競走馬界でも普及に努めている。その後、「オーストラリアン・ナチュラルホースマンシップ」を主催するケン・フォークナー氏との出会いもあり、彼の考え方にも影響を受ける。
2016年に「Hiroyuki Mochida Horsemanship」として独立し、現在は「ホースマンシップ」の理論に基づいた、馬本来の性質や行動特性、心理などに着目した馬との関わり方をベースに、新馬調教、馬のしつけやマナー、リーディング(ひき馬)などについて各地で講習会を行っている。